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ハゴロモ   よしもとばなな [本]


ハゴロモ (新潮文庫)

ハゴロモ (新潮文庫)

  • 作者: よしもと ばなな
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫



「キッチン」で鮮烈のデビューを飾ってからもう20年経つんですね。その後も「うたかた/サンクチュアリ」「TUGUMI」などベストセラーを連発!映画化もされ、おそらく私と同年代で彼女の名前を知らない人はいないでしょう。たとえ本を読まない人でも。

あんまり流行っていたので「うたかた/サンクチュアリ」を10年前に買ってみたけど読んでません。
どうにも流行小説というのは苦手で、だから村上春樹も読んだ事ないんですよね。

で、今回どうして読んでみたかというと、行きつけのヘアサロンの奥様がこの小説を絶賛されて、薦められたので読んでみました。
ちなみに薦められると本でも音楽でも試してみる私。日よっているのは私か?だって知ってる人に薦められるとその内容で、相手の事もわかる気がするじゃないですか。
世の中が持て囃していてもあまり興味は沸きませんが、「これいいよー!」って言われると、その人が何をいいと感じているのかということに興味が沸きます。


ハゴロモ
長い愛人生活のあげく男にいきなり捨てられた20台後半の主人公が、これからどうして生きていけばいいかわからないまま帰省して、いろいろ昔の事を思い出したり、思い出の人と再会したりして、なんとなーく立ち直ってるっぽい感じになる話

立ち直ってるっぽいというのは、ばりばり元気になっったり、次の恋をさっさと見つけたりということはなく、でもちょっと方向性が見えてきた。ぐらいな立ち直り具合ということです。


ほんとに文章がうまい人だと思いました。でも技巧的というのではなく、読みやすかったです。
ところどころとても美しい表現があって、ちょっと現実味の無いお話ですが(主人公のふるさとはかなーり現実離れしている人がいっぱいいる)逆におとぎ話のようなかんじで読めました。

買ったきり読んでいない「うたかた/サンクチュアリ」も読んでみようかなと思いました。

思っただけかもしれませんが…


ちなみによしもとばななさんが、吉本ばななから改名していたことを今回初めて知りました。
でもって同い年でした。関係ないですが(笑)
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コメント 1

りんりん

よしもとばななは、昔いっぱい読みました。
でも、ほとんど内容を覚えていません(^^;

とっても読みやすかったことと、ふんわりとした
文章のタッチだったな~って印象だけは、残っています。
「うたかた」たぶん読んでます。
んで、たぶん面白かったとおもいます(笑)
by りんりん (2008-08-20 12:22) 

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